こんにちは。今回は、「行政書士」に焦点を当ててみたいと思います。
・行政書士に興味がある方
・行政書士試験を受験する方
・行政書士試験に合格した方
行政書士って何?
行政書士と聞いて、その仕事内容を即座に説明できますか?私自身、法学部を卒業していたにもかかわらず、正直なところ、難しいものでした(もちろん、行政書士を目指す前の話です!)。しかし、実際に行政書士について学び、その役割や重要性を知ることで、その魅力に気づきました。
行政書士は、身近な「街の法律家」とも呼ばれています。2023年時点で、行政書士の数は約52000人。そしてこの数は年々増加しているそうです。これは、社会の法的ニーズが多様化し、専門的なアドバイスや手続きのサポートが求められていることを示しています。
行政書士とは?
日本行政書士会連合会のサイトによれば、
「行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け、報酬を得て、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成・提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成、行政不服申立て手続代理等を行います。」(引用元:日本行政書士会連合会)
これだけでは難解なので、次の項目では行政書士の実務について具体的に解説していきます。行政書士の役割は多岐にわたりますが、その根底には人々の生活をサポートし、法的な問題を解決する使命があります。
行政書士の仕事 行政書士の仕事は、大きく3つに分類できます。
・書類作成業務
書類作成業務は、主に以下の3つに分かれます(他の法律において制限されていないものに限る)。
① 官公署への提出書類の作成 :例えば、レストランを開く際や営業を行う際に必要な許可や認可申請書の作成が含まれます。これには様々な種類があり、なんと15000種類以上もあるそうです。これらの書類は、法律や規制に基づいて正確に作成する必要があり、ミスが許されないため、専門知識が求められます。
② 権利義務に関する書類作成 :権利義務に関する書類は、契約書や遺言書、遺産分割協議書、示談書などがあります。これらの書類はトラブルを防ぐためにも重要です。例えば、遺言書の作成においては、相続人間のトラブルを未然に防ぐため、明確で法的に有効な形で書かれることが求められます。行政書士は、依頼者の意向を尊重しつつ、法的に適切な書類を作成する役割を担っています。
③ 事実証明に関する書類作成 :社会生活に関わる事項の証明に必要な書類です。例えば、実地調査に基づく図面や会計帳簿などが該当します。これらの書類は、ビジネスの運営や個人の生活において、信頼性を確保するために重要です。行政書士は、これらの書類を正確に作成し、依頼者が安心して利用できるようサポートします。
・許認可申請の代理
行政書士は、作成した書類を官公署に提出する手続きについて、クライアントに代わり行います。この手続きは、法的な知識と経験が必要とされるため、一般の人々にとっては非常に煩雑です。行政書士は、これらの手続きをスムーズに進めるための専門家として、依頼者の負担を軽減します。例えば、新しいビジネスを始める際には、複数の許認可が必要となることが多く、行政書士のサポートが不可欠です。
・相談業務
行政書士は、書類作成に関してクライアントからの相談にも応じます。相続手続きや企業の経営相談など、多岐にわたる内容に対応します。例えば、企業の経営に関する相談では、契約書の作成や法的なリスク管理など、ビジネスの成功に向けたサポートを行います。行政書士は、法律の専門知識を持ちながら、クライアントの立場に立って親身に相談に乗ることを大切にしています。
まとめ
行政書士は、専門的な知識を持ちながらも身近な存在として、皆様の”困った!”を解決します。行政書士の具体的な業務について理解していただけたでしょうか?私たちは、日常生活やビジネスの場で発生する書類作成に関するさまざまな問題を解決し、人々の生活をより安心で豊かなものにするために努力しています。
行政書士の仕事は多岐にわたり、常に新しい知識やスキルが求められますが、その分やりがいも大きいです。
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